以前、ディズニーアート展に訪れた時に初めて作品を拝見して
「うおー！？何これ！？何この人！！？？すごい！！！」となりまして。
恥ずかしながら、その時までお名前を存じてなかったんですけど、
もんのすごいインパクトでした。あの色遣いは本当に凄い。
名前を知ったのはこの時が初めてだったんですが、
いろいろな映画作品や、パーク（主にファンタジーランド）であの色彩に見慣れているディズニーファンがほとんどだと思います。
「あの作品はこの人だったのかーーー！！」という感じ。

今回、メアリーブレア氏単独の展示会が開催されたのも、
ディズニーアート展での反響が物凄かったからだったようですね。

いやあああああああ。すごかった。相変わらずすごかった。
イラストをお仕事にし始めた頃の初期から、ディズニーを退社してご自宅で絵を描いていた頃まで
本当に沢山の作品が展示されていました。すーごーいー！
やっぱりメアリー・ブレアさんというと、どうしてもアリスやピーターパン、イッツ・ア・スモールワールドなんかの
奇抜で大胆な色遣いや作風が有名だと思うし、私もそのイメージがとっても強いんですけど、
初期の頃の作品なんて、「え？これメアリー・ブレアさんなの？マジで？」ってくらい、「普通」な感じでびっくりしました。
いや、普通なんていってますけど、前提としてべらぼうに上手いんですよ、もちろんｗ

なんていうか、勝手なイメージとして、ずーっとディフォルメ調の画風なんだと思っていたんです。
例え普通の絵を描いたとしても、影の部分に原色バリバリのピンクとかボツンと置くんじゃないか、とか。
でも、今回上記のような「普通な絵」を見たことで、
「あ、この人の独特の色彩バランスの絵って、常人の脳みそで使ってない部分を使うから出来る事なんだろうな」
とボンヤリと思いました。
なんか、線画を起こしたあと、さぁ色をどう置こう、ってなる考えが、一周してしまったというか。向こう側に行ってしまったというか。
先にも書いたように、普通の絵にあの色彩、なら「この人の目に世の中はずっとこう見えてるに違いない」で済むんですけど、
「普通」に見えてる。見えてる上であの色彩もイメージ出来るんでしょ…。
それって脳みそのどっか使ってない部分を使ってるとしか思えません…。おおお…。

私みたいなのが感化されて、空をピンクに塗ってみたりだとか、動物を緑の花柄してみたりだとか
真似をしてみるのは簡単でしょうが、それはただの変な絵になり下がるだけで、
あんなにバランスの取れた絵には絶対にならない…。

あんなにカラフルな色を沢山使って、それぞれが全く喧嘩せず作品が完成されてるのもスゲーと思いきや、
たった4色のみでスモワのコンセプトアートを完成させてたり、もう勘弁してくださいという出来栄え。

私はスモワのコンセプトアートや、広告のイラストあたりの作風がなんともたまらん感じに好きですねぇ〜…。
「Meadow Gold」の女の子の可愛さは異常。
マジ可愛い。マジでかわいい。
展示のＴＶＣＭ100回くらいみたい。
でもあのＣＭ、「アイスクリームにこんなにいっぱいフルーツが！」みたいなあり得ない誇張表現がありましたがｗ
ＪＡＲＯがあるＪＡＲＯ。

でねーーー。あのねーーーー。
イッツ・ア・スモールワールドの展示、反則。

これは是非現地で見てきて頂きたい。ぜーーーひーーー見ていただきたい！
ここの部屋はアトラクの疑似体験をコンセプトに設置されているらしくて、マジで大成功している。
すごいの！！部屋が！まっくらで！！
高い天井にモニターが吊るされてて、そこにコンセプトアートがパッ、パッと入れ替わるという…。
うひいいいいい…。たまらぬ……！！
あの部屋には…あと…塩素…！誰か塩素…！塩素薄いよ！何やってんの！！！

あとね…ここの展示、部屋の入口がちょっとトンネルになってるのが本当に分かり過ぎてるほど分かってる…！と感激した。
私、パークと同年代ですので、小さい頃に親がパークによく連れて行ってくれまして、
そうすると「子供＝スモワだろ？」という現代にも並々と受け継がれている法則ｗがやっぱりあって。
本当に毎回毎回スモワには絶対に連れて行って貰ってたんですね。
そいで、スモワって、入口がちょっとトンネルになってて、少し歩くと
乗り場で急に視界が開けて、天井が高い空間がバーンと出てくるのがねぇ…。
もうねぇ…！子供心にねぇ…！キタんですよ…！あと塩素。
あそこの空間にも壁やら天井やらいっぱいにメアリーブレアさんの絵が描いてあるんですよね。あと塩素。
あのバーンと吹き抜けた感じに楽しい色彩の絵と小さな世界のコンボは最強すぎるほど最強だと思います。そして塩素。

いやもう…一緒にいった虜のメグさんと二人で大興奮でした。
あれは今すぐスモワに乗りたくなっちゃうだろ！！！